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「ファイルメーカー」と「4D」の違いとは・・・

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先日、岐阜県の主催するDX推進コンソーシアムの会合に参加してきました。

そこで、表題の2つのローコード開発プラットフォーム「ファイルメーカー」と「4D」についての可能性を探る機会に恵まれました。

どちらのツールもMac版で育ってきた

どちらのプラットフォームもAppleコンピュタのMacでの開発がスタートで、現在、どちらも独自の進化を続けており、目が離せないプラットフォームとなっています。


今から40年ほど前、Appleコンピュータの「データベースソフト開発ツール」には、ファイルメーカーと4Dがありました。

現在、本拠地はファイルメーカーはアメリカにあり、4Dはフランスにあります。

この2社のソフトが日本に渡ってきた当初、ファイルメーカーは「カード型データベース」で、4Dは「リレーショナルデータベース」の構造を持っていました。


現在は、ファイルメーカーもリレーショナル型に対応し、4Dはオブジェクト指向型の独自に進化したリレーショナル型データベースへと進化をしています。

4Dは大量のデータにも対応


2023年現在では、iPadやiPhoneなどApple系のモバイルデバイスで素早く利活用したい場合はファイルメーカーが関数を多く用意していますので、便利かと感じます

一方、4Dは数千万件を超えるような大量のデータを扱ったり、1,000台を超えるクライアントから同時接続をするのに向いている印象です。

4Dのデータベースのポテンシャルは、OracleやSQLサーバにも匹敵します。

ファイルメーカーは個人事業を始め、小~中規模のシステムを小さくスタートし、柔軟に素早く開発するのに適していると思います。また、その他のツールとの連携も比較的容易です。

4Dは、個人事業から大企業のレベルまで、負荷、用途に応じて、4Dのプラットフォームのみでパフォーマンスを最適化させていくことが可能です。

開発したアプリケーションやシステムを長期間、成長させていくような場合を4Dのほうが適しているように感じます。

ただし、プログラミングの習熟については、ファイルメーカーは日本語でコーディングで行います。

一方、4Dは基本英語でのコーディングになりますので、4Dでそれなりのしっかりとしたアプリケーションを開発するまでには少し時間が必要かもしれません。

しかし、どちらのソフトも、プログラミングを言語の構造は似ているため、ファイルメーカー開発者と4D開発者のどちらから技術移行するにしても、それほど戸惑うことは少ないと感じます。

これまで弊社は4Dをメインで扱ってきました。

最近はファイルメーカーの進化も、非常に目が離せないものとなってきています。


これからは、この2つのプラットフォームを、相互に活用したり、補完し合いながら、企業様のDXを推進できるよう模索していきたいと考えています。

今後は、当ブログでも、この2つのプラットフォームの違いについて、開発層、経営層、ユーザー層など、様々な視点からピックアップしていきながら、リサーチや検証等をしていきたいと思います。


とくに、Mac、Windowsの両方に対応したデータベース(プラットフォーム)でどちらで開発、勉強したらいいか迷っている開発者や企業様の助けになれば幸いです。

最後に、前述した内容については、私自身の私見も混ざってます。

その点につきましてはご理解、ご了承いただき、最後はご自身の判断で決断される事をおすすめします。

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