4Dでは、クロス集計(クイックレポート)を使ってみよう!
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クロス集計のコーディングは面倒です
先日、とあるローコードツールの勉強会でこんなテーマがありました。
それは、ローコードツールが市場ではいろいろなソフトで出回っているものの、クロス集計
の機能があまり充実していなくて困っているとの話でした。
そんな時、4Dにはクイックレポートというスゴい機能があります
そこで、今回は4Dの「クイックレポート」と言う機能をとりあげてみたいと思います。
この機能はデータベースの中のテーブルのレコード情報をもとに、大きく以下の二つの機能
が実装されています。
・リスト形式のレポート出力
・クロス形式のレポートに出力
使い方は非常に簡単で、縦型の場合は小計を挟んで最後に総計を追加できます。
設定も簡単です
クロス集計の場合は、レコードの中で、
• 縦軸となるフィールド
• 横軸となるフィールド
• 集計をする値となるフィールド
この3つのフィールドを指定することにより、簡単にクロス集計が出力できます。
メソッドでもクロス集計が可能です
さらに便利なのは、このクイックレポートという機能は、4Dでの開発の時に、
メソッドの中で自由自在にコントロールが可能という点です。
例えば、プリントだけでなく、外部ファイルへCSV形式で出力が可能です。
出力したcsvファイルを再度読み込んで、高度なレポートを生成するといった自動化が可能です。
使い方として、いくつか例を挙げたいと思います。
【販売部門の売上高のクロス集計】
データベース内の売上の履歴明細を
1.縦軸は月別
2.横軸は得意先別
3.集計フィールドは販売額
このように指定して、売り上げの合計をクロス集計したい時などに便利です。
【スポーツクラブでの会員別の毎月の利用回数】
1.横軸は月別
2.縦軸は会員別
3.集計フィールドは利用回数
このように指定して、金額の合計だけでなく、レコードの件数の合計をクロス集計したい時
などに便利です。
カスタマイズも簡単!
この他に数値、金額、件数、日数、時間などが集計要素として使用できます。
また、合計の他に、平均などの自動集計が可能です。