4Dのオブジェクト言語「ORDA」がすごい!!
最新のオブジェクト言語でパワーアップ
4DにV17からオブジェクト言語が導入されました。
4D独自のデータベースを包括した言語でORDA(オルダ)というものです。
弊社でも最近はこのORDAを使用した納品が増えてきました。
そこで一つ、開発事例を紹介させていただきます。
開発実績が増えています
岐阜県のとある、物流アウトソーシングの会社での開発事例になります。
ここでは、贈答品などの組み立て及び在庫入出荷の仕事をされてます。
従来はホワイトボードと簡単なエクセルを使い運営されてました。
しかし、工程の組み替えや、急な出荷予定の変更が生じると、
予定表、出荷の指示票がすぐに対応できず、
部署全体での情報共有がうまくできませんでした。
そこで、PCソフトを開発して、
「だれでもすぐに在庫、出荷状況がわかるようにして欲しい」
と依頼がありました。
そこでヒヤリングを何回も繰り返し、ようやくソフトができあがりました。
特徴としては一つの完成品について
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部品の入出荷、在庫状況
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完成品の出荷、在庫状況
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外部委託、加工の入出荷状況
今回の課題は
これらの状況が一つの画面で表示、確認ができなければならないという条件でした。
一つのウインドウの中に、完成品、使用するさまざまな部材など、
例えば15~20個くらいのリストボックスを表示して、
そこにまとめて表示していく必要がありました。
従来の4Dの手法ですと、たくさんのリストボックスを表示させようとすると
、データ処理を工夫しないと表示までの時間が遅れがちでした。
そこで、今回はORDAを使い、データ集計、リスト表示を実装してみました。
さらに、同じウインドウ内一番左に、完成品のリストを表示させ、選択して
クリックすれば、すぐに全ての工程が表示される
という仕組みでした。
ORDAの効果が発揮されています
そして、開発したソフトを納品しました。
使い始めてみると驚きの結果が!
なんと、完成品を素早く選択、クリックしても
即座に20個近いリストボックスと、それに関する集計結果が
表示されるように!
変更前
変更後
スマホのような速さに
ORDA使用したシステムの便利さを実感しました!
複雑な在庫管理には使える!
コーディング量も劇的に減り、さらに処理速度も早くなりました。
改めて4Dのデータベース特化型のオブジェクト言語、ORDAは他にもいろいろな課題を解決してくそうな予感がしています。
良いソフト開発の条件とは
ソフト開発では、
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ユーザーよし
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オーナーよし
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開発者よし
この3方が満たさせていないと、いいソフトとは言えませんね。
また開発者にとってもこのような事が言えると思います。
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簡単なコーデイング
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早い処理スピード
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バグの少なさ
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改修などの柔軟性
これらがとても重要ですね。