アジャイル開発/プロトタイピング開発でのシステム開発は「4D」で
日本ではあまり知られていませんが、Microsoft AccessやFileMakerに引けをとらない高速開発ツールがあります。弊社でも、業務システム開発やパッケージソフト、セミオーダーパッケージソフトの開発で大活躍している「4D」というフランス製のデータベース・ソフトです。弊社のお客様でも、30年以上4Dをベースに開発した業務システムが、ビジネスやマーケットの変化、会社の成長に合わせてお客様のビジネスの「基幹システム」として稼働しています。
そこで今回は、システムの高速開発、安定稼働を両立する4Dの特性をフルに活かしきる開発手法の一つを紹介したいと思います。
■4Dと相性のよい「アジャイル/プロトタイピング開発」
「アジャイル/プロトタイピング開発」とは、お客様の要望や要件を確認したのち、プロトタイプ(原型、試作版)を開発の早い段階で作成して、その試作版をお客様側が確認、評価し、システムの詳細仕様を決めていくという開発手法のことです。
アジャイル/プロトタイピング開発の主な目的は、プロジェクトのリスクと開発コストの低減です。徐々に開発したものを確認、評価して軌道修正を少しずつ行っていくことで、理想とするシステムを開発していくことができます。
アジャイル/プロトタイピング開発のメリットとしては、
●早い段階でシステムの完成イメージを共有できる
●仕様変更や機能追加に柔軟に対応できる
●開発中、想定外リスクを回避できる
●比較的早く、無駄なコストをかけずにシステム開発することができる
等々が挙げられます。
■アジャイル/プロトタイピング開発のデメリット
前述したような、お客様に嬉しいメリットもありますが気を付けておきたいデメリットもあります。
▲開発プロジェクトの泥沼化
▲大規模システム開発には不向き
▲開発会社の負担が大きい
上記を回避するためにも、小~中規模までのシステム開発をターゲットとし、プロジェクトの対応範囲(スコープ)やスケジュールを計画・遵守し、オンラインでの打合せ等を有効活用しながら進めるとよいでしょう。
■最後に
4Dでのアジャイル/プロトタイピング開発について、少しは理解いただけたでしょうか。
4Dは「高速開発データベース・ソフト」であるため、アジャイル開発やプロトタイピング開発にすんなり対応することが可能です。さらに、データベースと画面レイアウト、帳票(レポート)が、全て4Dの中だけで開発でき、仕様変更等にも柔軟に対応することができます。
Apple社製品(iPad、iPhone)との親和性も高く、4Dで開発したシステムをiPad、iPhone上で、他の技術を必要とすることなく、展開、使用することもできます。
また、WEBサーバとしての機能も有しているので、「業務システム+WEBシステムの連携」等も工数をあまりかけずに実現することが可能です。
もし、4Dや4Dを活用してのアジャイルやプロトタイピング開発でシステム開発を検討してみたい方は、気軽にお問合せください。
実績の紹介やデモのご用意もさせて頂きます。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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