世の中の需要と供給の流れを考察してみました
概要
今回、このテーマを掘り下げるのですが、
昭和の時代と令和の時代では、背景が大きく違ってくる部分が多く
同じ土俵で考え進めていくのは難しいですが、最後まで読んで頂けると幸いです。
昭和の時代
昭和では、ITもまだまだ普及はしていなく、市場の構造はピラミッド状態にありました。
そのため、一つの食品という分野と一つの地域で考えた場合、需要と供給のバランスを事前に想定して、計画を立てるのは熟知した人が、受注と発注の動きを読みながら進めるのは可能な状態でした。
令和の時代
昨今、ITがここまで大きく普及してきて、開発者と生産者、あるいは消費者とメーカーが
密接になる事が可能になってきました。また、ありとあらゆる手段と様々なルートで商品・サービスが手に届くようにもなりました。
この現状の環境において果たして、既にある需要と供給のバランスを読み解く方法だけで、この先の時代を乗り切る事ができるのだろうか?と考えております。
恐らく、必要のない部分にエネルギーを使いすぎて、無駄に終わる可能性が高いと思っています。現在の需要と供給のバランスを上手く読み取っていく場合は、様々な流通ルートを予測しながら、タイムリーな供給を提供し続けるのは、天気予測より難しいかもしれないです。
IT業界で言い換えると、スーパーコンピューターでも、難しいかもしれない事をやろうとしているのかもしれないです。仮に、「ビッグデータを扱い需要予測」という大きなテーマは、巨額の投資が必要になってくると思います。そして、あくまでも現在の需要に答えるという、言わば受け身の事業者にとってのテーマではないかと考えております。大きな予算を投入して、利益率、欠品率、死蔵在庫の率が向上したとしてどれくらいの効果が得られるのか、よく費用対効果を予測し入念に検討すべきだと考えます。
今後向かう先は
今の時代は組織ではなく、どんどん個人の時代に向かっています。
そんな中で、これから必要としているのは「需要を予測していく」という受け身の能力よりは、「需要を開拓する能力」ではないかと、思っています。
では、そんな時代の中でこれからどう生き残っていけば良いのか?また、需要の予測以外に自分たちには何ができるだろうか?需要の予測というこの大きなテーマに、限られた資本の中で出来る事は限られています。
そもそも、「需要の予測は受け身のテーマ」と捉えてもいいと考えています。
そして、その逆のテーマは何かというと、前述でも書きましたが、「需要の創造・開拓」ではないかと思います。
需要に寄り添うには限界がある
この需要に振り回されるのではなく、需要を創造、コントロールしたほうが
更に利益率、欠品率、死蔵在庫の率はさらに改善されるのではと感じる
この創造、開拓というテーマは直接的に顧客の満足度にもつながるし、人員配置などの面やシステムの自動化の面でも、随従性よりも計画性を中心とした性質なので、期待できるのではと思う。
このテーマについては弊社でも現在研究、開発を進めている分野でもあり、様々な業界の顧客様と方向性を練りながら進行している段階ですので、あまり多くはここでは公開できませんが、共にこの大きなテーマに挑戦してみたい企業様がみえましたら、共に解決していけたらと思っています。