「Power BI」と「Web BI」、比較してみた!
最近、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の影響を受けてか
Power BIをはじめ「BIツール」についての問い合わせが非常に増えてきています。
ですので、今回は”2つのBIツール”について
比較、検討してみたいと思います。
「売上管理」や「財務管理」、「生産管理」などにおいて
様々な場面でBIツールを効果的に活用したいと考える企業様が
増えてきています。
以前、当社ブログの記事でも触れていますが
このBIツールを、ただ単に日々の売上を見るだけでは
有効に活用しているとは言えないでしょう。
では、このBIツールをさらに効果的に活用して
様々な「分析チャート」を表示させるためには
どんな仕組みが必要なのでしょうか。
今回は「MicrosoftのPower BI」と
弊社でも提供している「Webアプリ型BIツール(Web BI)」を
比較してみたいと思います。
【Power BI】
・機能:機能は多いがデスクトップ版以上は基本的に有償。
・カスタマイズ:単純なデータの可視化は簡単だが、高度な可視化はマイクロソフトの専門知識が必要。
・コスト:デスクトップ版なら無料それ以上の機能は有料。
・汎用性:全てがマイクロソフトの環境には良い。
・対象:デスクトップ版であれば簡単なデータの可視化が容易、それ以上のカスタマイズは数人の情報システム部では難しく、環境全てをマイクロソフトで統一する大手企業向き。
【Web BI】
・機能:機能は多い。無償、有償問わず様々なオープンソースから選べる。
・カスタマイズ:jQueryなどライブラリが豊富。低コストで様々なカスタマイズができる。
・コスト:上手に選択すれば全て無料で構築も可能。
・汎用性:Html、CSS、JavaScript等が理解できれば自由に制御可能。jQuery等のライブラリが豊富。
・対象:中小企業向き。(大企業でも可能)
このように2種類のBIツールを比較してみた結果、
「Power BI」はデスクトップ版で簡単な可視化をさせるか、
大企業にて全てマイクロソフトの環境が整っている
大規模な開発には向いているといえるでしょう。
また、Power BIは操作感がExcelに近く、
一見すると、簡単に可視化が実現できるように思われがちですが
高度な可視化を実現しようとすると、極端に開発コストがかかったり、
工数も増えがちなので注意が必要です。
一方、JavaScriptなど汎用の言語で構成される「Web BI」は
低コストでカスタマイズも自由にできるので、
数人の情報システム部で全てを管理することができ
中小企業様には向いていると言えるでしょう。
BIツールの選定を誤ると後々、開発コストが膨れ上がったり
ご希望の可視化が実現できないなど、
大きな課題に直面することにもなりかねません。
もし「BIツール」の選定でお悩みであれば
是非、私たちにご相談ください。
担当者が、ご返信させて頂きます。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。